前回、「軽量トップハンドル「50Vバッテリー」チェンソー---やまびこ(エコー)BCS510Tはどうだろうか?」、と言う記事を書きましたが、言い出しっぺの責任でちゃんと本機を手に入れて使ってみましたので、簡単ではありますが他の機種と一緒に動作確認をしてみた際のレポートを書いてみましょう。

 結果からして、このBCS510Tは、『バッテリータイプの軽い』トップハンドルチェンソーが欲しい方にはピッタリだと思います。前回の記事に書いた様に50Vバッテリーなので、トリガーを握った時の回転の立ち上がりがとにかく速いんですよね。伐採した木の枝払いの際にもピックアップが良いとストレスが少ないでしょう。
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 一緒に丸太スライスをしてみた共立のCS251T(現行CS252T)とほぼ同じ軽さでカッティングスピードも近いものがあります。テスト条件も掲載しましたので読んでみてください。


【責任とって買いました!(^-^)】
  もの言えば懐寂しです。未だ使ってもいないのに前回オススメ記事を立ち上げてしまい、自分自身で確認をしてから書くべきだったかな、と反省していました。
 と言っても原資がないし、コロナでこの先どうなるのか判りませんので、手持ちのハスクバーナ のT535iXPが売れたら買おうかなと、大勢の仲間にメイルと画像を投げたら広島のひろしま森づくり安全技術・技能推進協議会の仲間が間を取り持ってくれて買ってくれた人がおられたのです。感謝です! 気に掛けて下さってご協力をいただいた多くの方々にも感謝です!

 お陰様でBCS510Tを買えました。とか言っても、結局新し物好きで浮気したんじゃないの?なんて言わないでください。家庭生活は穏便にやっていますから、この位のことは良いでしょう、ってね。
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 ところで、このT535iXPは1時間も稼働させていないほぼ新品でした。ハスクバーナ のポールソー530iPT5を買った勢いで、バッテリーが共通だからバッテリーチェンソーも買っておこうと血迷って手に入れたものなので試しに少し使っただけだったのです。

 それ以前にT535iXPは何台も仲間のものを使った事があるので、使い勝手は知っていましたからね。2月に行なった公園の支障木伐採の際に、ポールソーを使った時についでに、この購入した此のT535iXPを使ってみただけでした。

 ところで、このハスクバーナ のポールソーは、さすが外人用と思わせるほどに重たいんですよ。4mに伸ばしたら支えるのにも苦労します。そこでツリークライミング用のランヤードシステムを肩掛けに応用したところ少し楽になりました。他にも枝にランヤードを回して使うなど、楽なポールソーの活用方法があると思います。

 T535iXPは、その程度の使用歴なので、ついでにバッテリーも未使用のものが3個付き、充電器は勿論でその他備品も保証書もありで格安で買ってもらいました〜。結構お得ではなかったかと思っています。此れです。
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 でも、そうするとBCS510Tの予備バッテリーを追加するためには持ち出しが必要でしたが、その位は仕方がないですよね。

 そして、晴れてエコーのBCS510Tがやってきました。別注で予備バッテリー1個とバンパースパイク、予備チェーンも販売店さんに頼みました。

 わたしの行きつけのお店は、ハスクバーナ 、スチールの代理店でもありますが、やまびこがメインの元は西日本やまびこ株式会社資本のパイロットショップだった島根西部のの石見エコーさんです。ハスクのT535iXPも石見エコーさんで買ったものです。

 今は独立しましたが、社長は一級整備士であるとともに、やまびこの新型開発にも口を出せる西日本やまびこの役付だった人です。
 お店には若い整備士の人が居て近隣3市町の農家や林業事業体のところへ整備に飛び回っていますし、5年前には新しく人が入って整備や営業を担当していますから、社長を含めて3名が整備対応してくれます。
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 彼ら若い人たちは、近くで林業機械展があるとやまびこのブースで接客対応をしていたりしました。写真は京都での林業機械展の時のものです。
 そんなお店ですので結構面白い話が聞けたりしますが、やまびこがエコーブランドでバッテリーツールを色々リリース出来ているのも、共立と新ダイワが一緒になったからとのこと。
 新ダイワはそもそも発電機などモーター関係から始まった会社で昔からの実績があるから50V用の強力なモーターも開発できたとか。

 エコーのバッテリーツールはポッと出の柔な新顔じゃなかったんですね。次は50Vバッテリーのエコーの刈り払い機を狙っています。
(2020年7月末追記:エコーの刈り払い機BSR56VU/200を使ってみました。知人に薦めたら購入して持って来てくれたのです。下記に書いたマキタの36Vよりも全然強いですね。エンジンの26ccクラスと比較して、低回転からのピックアップ能力は若干弱い様な気がしますけれど、それでもトリガーを引くと割とリニアに回転が上がって来ます。これならば、仕事でも十分使えるでしょう。知人によるとナイロンコードでぶん回していたら、バッテリーが40分程度しか保たなかったけれど、チップソーの場合には1時間半保ったとのことでした。ただ、操作桿やU字ハンドルの剛性感が共立ブランドの刈り払い機よりも若干少ない気もしました。また、振動も皆無という訳でもなく、トリガーを戻すと回転を収めるためのブレーキを掛けているのか、その時にも若干の共振振動があります。何れにしても振動病からは縁遠い程度でしょう。2Pサイズのバッテリー自体は大きくて重たいですが、装着してしまえば、肩掛けした感じで26ccクラスのエンジン刈り払い機と変わりませんし、重量バランスも採れています。わたしたち農村暮らしの人間にとって、草刈りは日常的なものですし、それも田んぼの土手や水路、沢の脇など大草が生えたところやクズや蔓が絡んだ結構難儀なところが多いので、刈り払い機の出動回数が多いですから、燃料作りやエンジンスタートの手間が掛からず、そして朝早くから使えるエコーの50V刈り払い機は買いですね。因みに知人はネットで可なり安く買っていましたよ。)
・2020年8月追記:50Vバッテリータイプのエコー刈り払い機の使用感については自分のブログの此方の記事にも掲載しました。
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 現在マキタの36V刈り払い機を使っていて思うのですが、バッテリーのものは音が静かなのはもちろんですが、振動がなくてホント楽です。ただ、36Vだとトルクが無いのでぶん回していないとだめで、トリガーをちょんちょんと引いても必要なピックアップが得られないんですよね。

 50VのBCS510Tは、36VのハスクのT535iXPよりもピックアップが全然速いと前の記事に書きましたが、トリガーを煽るとバーのノーズがクンッと持ち上がります。反応良しです。

 やまびこって、わたしから見るとホント営業が下手だなという感想です。良い道具を出しているんですけどアピールの仕方が足りないというか殿様商売しているというかです。直接的な一般ユーザへの情報発信量が少ないですよね。

 この50VバッテリーのBCS510Tの件で改めて思いました。マキタはバッテリーの使い回しができるので便利な使用方法がありますが、農林機械は電圧が高い50Vでないと現場のプロには無理でしょう。

 実は、このBCS510Tは、メーカー主催の新製品説明会の時に代理店さん向けにお土産で格安で出してくれたものだそうで、今回のみお安く売って頂けました。
 行きつけのお店で、置いてあるのを気が付いたから、今回の運びになったのに、他からは情報が拾えてなかったですからね。
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 で、お安くして貰ったのにも関わらず、さらにワガママを言って、バーとチェーンを標準の25APから、共立のCS252T用のA4Sチェーンと10インチバーに入れ替えて納入して貰いました。

 前回の記事に、「カタログには25APタイプしか載っていませんが、BCS510Tの取り扱い説明書には1.1mmゲージのA4Sソーチェーンのタイプも記載されています。」、と書きましたが、石見エコーさんからメーカに確認をして貰うと、メーカの方ではA4Sチェーン装備で販売する予定はないらしいです。
 確かこのエコーのバッテリーツールはやまびこの海外展開のエコーの企画で最初に海外用に作ったものなので、海外の要求に合わせて作ってあるとか言っておられた気がしますが、BCS510Tは50Vバッテリーで回転の立ち上がりが速いためにA4Sチェーンでは強度的に保証しきれないから、の様なこともあったみたいです。

 その様なわけで、A4Sチェーンに変更するには販売店さんにお願いをするか、あとは自分でCS252T用のバーとチェーンに交換する必要があります。

 それ以外の手は、ネットブラウズしていて見つけたのは有名な北九チェンソーさんのサイトで販売しているオリジナルの組み合わせですね。これ良いですね、サムライバーとの組み合わせ。価格も安いし。

 このページからリンクされている「1/4ピッチ 1.1mmゲージ ソーチェン考察」もチェックされておくと無駄な出費が少なくできると思います。
 一番、参考になるのは此方のページにリンクがある動画です。また、ページにはバッテリーの保ちについても書かれていて参考になるでしょう。BCS510Tに興味がある方は、此方のページは必見です。
 私も、懐に余裕が出たらBCS510T用にサムライバーとスチールのチェーンを買わせて頂こうと思っています。

 それから、前の記事に書きましたチェーン速度を確認してみるというお話で、石見エコーさんにメーカへ聞いて貰える様に頼んでおいたら速攻返事が来ていました。
BCS510Tのチェーン速度は、17m/秒マキシマム
だそうです。


 ハスクのT535iXPのチェーン速度は、20m/秒maxですから若干遅いです。そして次に国内でも出る予定のT540iXPチェーン速度は、24m/秒maxみたいですから、大分見劣りしますよね。
 でも50Vバッテリーと36Vバッテリーの違いも知りたいので、何方か
BCS510TとT540iXPの対決テストをやってみて頂けませんでしょうか。

 と言う事で、
BCS510Tを実際に動かしてテストしてみましょう。


【カッティングスピード比較】
 と申しましても、
ハスクのT535iXPは譲ってしまって手元にございません。両者対決は不可。
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 残念! とは申しましても、自分的には此の2台って同じクラスという認識はないんですよね。だって、重さが全然違うんですから。
 前の記事で推測した数字だと1.2kg以上の重量差がありそうでした。フル装備で3〜4kgクラスの小型トップハンドルチェンソーの重量の違いが1.2kgも違ったら同じカテゴリーじゃないでしょ。

 という事で比較対象は、小型で軽くパワフルで評判が良い共立のCS251Tです。現行機種はCS252Tですが、わたしが持っているのは旧い方なので、これでご勘弁ください。
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 バーは同じ10インチですが、チェーンは25APです。結論を先に書いておきましょう。この2台の重量はほぼ同等。カッティングスピードもほぼ同じくらいでした!
 チェーン速度が17m/秒でも結構切れるんだと納得しました。

 1.1mmゲージの幅の狭いA4Sチェーンと、1.3mmゲージの25APチェーンなので平等なモーターとエンジンのパワー勝負ではありませんけれど、道具としては同じカテゴリーになるので比較対象にはピッタリだと思います。

 というよりも、CS251T&CS252Tは、使っている人が多いのでBCS510Tを評価するには判りやすい対象ではないかと思いますが如何でしょう?
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 つい先日、頼まれてチェンソー製材の講習に行った現場の材と人を使って、作業の合間にカッティングスピード比較テストをやってきました。
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 現場は色々な材が転がっているので選び放題です。此処は山口県の阿武町という日本海側の町で、山側では冬には降雪がある農林漁業3セットが揃ったところです。
 彼らの多くは、総務省の地域おこし協力隊制度を活用した自伐型林業へアプローチしたくて都市部から移住してきた若い人たちです。

 吉野の清光林業・岡橋氏に師事して3年間の地域おこし協力隊としての修行期間を経て卒業し、大橋式の山に優しい壊れない作業路開設の手法をマスターしている人たちが何人も居ますから、自分たちで高密度の作業路づくりを行い間伐した木を4WD2tダンプで搬出を行なっています。

 要するに地方の農山村で小さい規模の林業を長伐期施業でローコストに行いつつ山造りを行う手法です。あとは6次産業化とか半農半林など副業多業で生業を作って行くのですが、阿武町は海の町なので半海半林の人もいます。
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 この阿武町では、ODSKが扱うリギングロープやポータブルウィンチを使って掛かり木処理や集材のためのロープワーク講習をわたしが2度ほど行なっていますので、町民の方の中にはODSKから掛かり木処理用の道具セットを購入した人も居られます。と言うよりも、今回製材した元径90cm弱3m長超えの杉の提供者のキウイ農家の方がそうです。

 その様な現場でしたが、今回デジカメ用の三脚を忘れたので、その中の一人の名古屋から移住してきた原さんに頼んでカッティングの時の動画を撮ってもらいました。そしてその彼にもBCS510Tを使って試し切りをして貰いましたが、良い評価でしたね。
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 さて、カッティングスピード比較をどの様に行なったのかを書いておきましょう。
・直径20cm程度のヒノキの丸太の玉切り
・交互に3回ずつカッティング
・デジカメの動画で撮影しておいて、自宅にてストップウオッチでタイム計測を行うこと2回、その両方とも記載
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 チェンソーの方の状態は、両方とも10インチバーです。
・BCS510T:全て新品でソーチェーンの慣らしは行なっていない。1.1mmゲージA4Sチェーン新品を軽く目立て
・CS251T:程度は上の下くらいか?1.3mmゲージ25APチェーン使用品だが新し目。目立て済み
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「測定タイムリスト」
 それぞれの機種を交互に3回ずつカットしたタイムは下記の様になります。単位は秒ですね。表の中の、1、2はストップウォッチで2回ずつ測ったその数字です。刃が丸太に入った時の目視と丸太を抜けた時の音で判断しているために誤差があるので2回測定をしてみました。
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 その二回の平均値と3回カットの平均値が、平均の平均値という変な数字になっています。が、それぞれホント僅差です。目立ての良し悪しですぐに違って来そうなタイム差でした。

 BCS510Tが速かったりCS251Tの方が速かったりするのは、切っている丸太の位置の状態の違いでしょう。
 よってほぼ同等と見て良いのではないでしょうか。
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 スミマセン。動画をアップ出来れば良いのですが、まだ良くわからないもので・・・

 如何でしょうか? CS251T(CS252T)にA4Sチェーンを装着すれば、またタイム差が広がることは充分に考えられます。
 あ、それからうちのCS251Tのエアフィルターですが、メッシュタイプではなくてオプションのフェルトフィルター(起毛した様なタイプ)に変えてありますので、多少高速の噴けが弱い可能性があります。

 それでも、BCS510Tは初めてカッティングを行なった新品で、バーとソーチェーンの慣らしは行なっていませんから、もしかすると慣らしが終わればもう少しスピードアップ?はモーター駆動の場合には期待できないかな〜。

 でも、結構いけそうじゃないですか。。。


【重量ほか本体チェック】 
 さて、重量比較をしてみましょう。前の記事ではCS251Tの重量を体重計で計測した際の数字にイマイチ信頼性が無かったので、同じ様にオイル燃料フルタンクの総装備重量で計り直してあります。

 ハスクのT535iXPのフル装備の計算上の重量が「4.41kg」となっているのですが体重計だと「4.8kg」を示していましたので400gくらいの誤差があった可能性があります。
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 なので、CS251Tを計り直してみると殆ど3kgの数字でした。オイル燃料フルで10インチの25APチェーンの仕様です。
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 体重計では殆ど変わらないくらいの重さですね。3kgです。オイルはフルタンクでからこの数字が装備重量です。
 ただ、バッテリー式のチェンソーは使用時間が増えても、燃料が減るわけではないので、エンジン式のものとは違って軽くなって行きはしません。

 バー&チェーンはこんな重量です。
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 さすが軽いです。CS251Tの10インチの25APチェーンの場合には「0.426kg」でしたから1.1mmゲージの場合には70gは軽いことになります。

 ということは、BCS510Tの重量は本体+バッテリー+オイルで2.7kgと前回の記事で確認しましたが、それプラスカッティングシステムで、3.056kgという数字になります。

・BCS510Tにやまびこ純正10インチのバーとA4Sチェーン装備+オイル満タン=装備重量3.056kg

 体重計で表示されている重量はほぼ合っているようです。

 となると、ハスクのT535iXPとは1.3kg以上の重量差がありますから、それではBCS510Tを軽く感じるのは当たり前です。

 ただ、写真をご覧いただくと判る用に、エンジンチェンソーのCS251Tと比較して重たいバッテリーが後ろの方に配置されているので、剣道の時の用に木刀を振って寸止めする様な動かし方をする場合に、もし片手で行うとBCS510Tの方が慣性によってCS251Tよりも手首に若干の負担があります。

 重心が前後の中央に集まっていないということですね。まあ、これは仕方がないでしょう。

 重量に関しては以上の様になりました。さて、本体のハード的なことに関しては以下の様になります。
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 クラッチケースを開けると、マウントとドライブスプロケットはこの様な造りで、バーはチェーンごと外せます。
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 ケースは脱落防止機能付きのナット一つで固定です。ソーチェーンの張り調整はハスクバーナ のT535iXPよりもしっかりとできる様な感じがします。

 それからオイル流量調整のネジはボディ上側にあります。
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 ハンドルの下側に表記がありますので場所が分かります。

 それから優れもののフックはこんな感じに引っ張り出せます。やまびこの動画にもありますが固定式の?カラビナにフッキングする時にが使いやすい形状になっています。
 が、バネが強くて畳む時に時に硬いです。油を挿してみたら少しスムーズに入る様になった気がしますけど、出したままでも関係ないかもしれませんね。

 左側のCS251Tのフックは、少し曲げて取り出しやすい様にしてあるので標準の形ではありません。が、BCS510Tの方式は進歩していると思います。

 下画像の真ん中の丸の部分にはハンドルから爪が生えていて、スナップフックやカラビナ、ロープをハンドルに掛けた際に、前方に移動しない様になっています。
 誰がこんな事を考えたのでしょう。企画デザインはアメリカでやったのでしょうか。
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 それからオプション扱いになっているバンパースパイクを一応取り付けてみました。
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 ま、要らないという話もありますけれど、何でも欲しいタイプなもので。。。それでですね。このバンパースパイクを注文する時に石見エコーさんではCS252Tなどのものと型番が違うので、同じものじゃないだろう、と言っていました。

 でも、届いてみたらまるきり同じものなんです。
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 違うのはネジがトルクスタイプの星型の穴になっていることだけ。右がCS251Tのバンパースパイクで左が取り寄せたBCS510Tのものです。同じでしょ。私が買った石見エコーさんでは七百二十円でした。


【リチウムイオンバッテリーの扱いについて】
 それからバッテリーの件です。わたくしめ余り取説を読むタイプではないので認識が低かったかもしれません。リチウムイオンバッテリーは大事に扱った方が良さそうです。

 バッテリー式の道具はバッテリー自体が高いですものね。それで、バッテリーを大事にしようと思って保管用の箱を作りました。
 私の場合、車の中に積みっぱなしにしておくか、または倉庫保管ですが、これから夏に向かって車内も倉庫内も相当な高温になります。リチウムイオンバッテリーは高温と衝撃に弱いんですよね。バッテリーチェンソーをトラックの荷台に乗せたまま悪路を走っては不味いみたいですよ。

 それで、ホムセンで売っている小さい発泡スチロールに入れるのですが、バッテリーは結構大きくて入りにくいし箱は小さいわで、発砲スチロールの蓋をコンロで焼いておいたバールで溶かして凹みを作って収まる様にしました。
 その上で、段ボール箱も加工してぴったりにしたものに入れて二重に収めておくという方法です。発泡スチロール箱だけだと欠けたり割れたりしますものね。
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“リチウムイオンバッテリーの使用上の注意点”
 石見エコーさんで言われたり、ネットで調べたものを簡単にまとめると以下の注意が必要な様です。(※此方のページはUAVとかUASのドローンなどについてのものですがリチウムイオンバッテリーの内容と扱いについて詳しく書かれていますのでリンクさせていただきます)

・接続しているだけでバッテリーは消耗する可能性がある
・衝撃はご法度:メーカとしてもトラックの荷台など跳ねるところにはバッテリーチェンソーは載せないことを勧めているそうです
・50度以上の高温になるところには放置しない。中身はジェル状のイオン化のための素材が詰まっていて温度が高ければ高いほど劣化する
・容量が空になるまで使い切らない:過放電は劣化の原因になる
・満充電のままで長期保存しない方がよい:満充電のままの放置もバッテリー劣化の原因になるそうなので、長期間使わない場合には50%程度の充電量に収めておく


 この様なものなので、生き物と同じ様に考えて於いた方が良いかと、車に積載しておくときにもバッテリーを外して保管箱に入れておくことにしました。

 ハスクバーナ のポールソーも石見エコーさんから買って持っていますので、ハスクのバッテリーのBLi200も同じ様に保管することにしました。
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 石見エコーさんによれば、ハスクのバッテリーは販売店のパソコンで使用状況が分かるのだそうです。使用時間とかバッテリーの劣化の状態がデータで観られるので、新しいバッテリーに換える必要がでるなどが判断できるとのことでした。

 さて、わたしはと言うとバッテリーの保ちがどの程度なのか判断できる作業をまだやっていませんので仲間のインプレッションを許可を得て載せさせて貰います。
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 引用元はODSKの島根ツリーワーク講習の際のデモンストレータでもある堀江氏からのメイルです。彼は電力会社委託の支障木伐採の仕事を14年以上携わっていて、今まで一度も怪我なしという人です。痛い目に遭ったのは赤松の皮が親指の爪の間に刺さった時のみという・・・

 ですから、作業の安全管理は徹底していて、樹上でも地上でも受け口や追い口の確認を行う際には必ずエンジンストップを行う位です。一作業する度にエンジンを止めています。すごいです。

 わたしも見習いと思いました。それでやってみて判ったのは彼のチェンソーは共立ばかりで、スタータのアシストが付いているから再始動が楽なんです。エンジンの掛かりも良いですしね。

 また、仲間への声掛け、つまり自分の次に起こすアクションの表明も常に明確に発しています。
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 そんな彼は共立ユーザーでCS252Tも使っています。あと会社ではエコーの両手ハンドルの50VバッテリーチェンソーBCS56Vも使っているそうです。

 その彼からのBCS510Tのデモ機を使用した時の感想をコピペしてみましょう。バッテリーの保ちに関しては下記の様なコメントを貰っています。
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    バッテリーの件ですが、恐らく80%位でスタートして、5~10センチ位の枝を30本程度切った後、地上で枝ばらしをガッツリ30分位使用して残ゲージ1でした。
バッテリーの持ちはなかなか良いと思います。地上での枝ばらしは試験的な意味でやってみただけですので、かなり無駄に消費させております(笑)
この時も、使用後は必ず電源オフでした。   
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 とのことです。如何でしょうか。他のメーカーのものも含めバッテリーチェンソーのバッテリーの保ちは大体20分〜30分程度と言いますから、このBCS510Tも同じくらいに設定されていることと思います。

 その後、BCS510Tの現場投入は未だで、庭のみで活躍をしています。何に使っているかといいますと、チェンソー製材で作った厚板の耳の部分(側)を落とすのやら、落とした材を刻むのに重宝しています。音がうるさく無いので気兼ねなく使えますからね。
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 その様なわけで、バッテリーがどの程度保つのかはイマイチ分かりませんが、充電時間は短いことは分かりました。ちょっと他の作業をしている間に直ぐに完了している位です。


【A4Sチェーン用のヤスリについて】
 バッテリーの保ちに直接的に影響がありそうな目立ての件です。A4Sチェーンの目立てヤスリは3.5mm径となっていますが、皆さんはどうされていますか?

 6年くらい前にスチールのMS150Tを使っていた時には付属で付いてきたヤスリを使って居ましたが、今となっては径について忘れてしまっています。

 それでですね、A4Sチェーンに3.5mm径のヤスリって、少し無理がありませんでしょうか。例え最初は良くてもすり減ってきたらどの道、太すぎてタイストラップを削ってしまいそうです。でなかったら、バックスロープの刃付けになってしまいますものね。

 なので、石見エコーさんへもっと細いのをくれ、と言ったら、うちは3.5mmまでしか置いていないんです、スミマセンと言われてしまいました。無理して頼むのも何なので、そんな時は時々買い物をしている円陣さんのサイトをチェックです。結構、便利させて貰っています。

 メーカーに付いては、自分的にはペフォードの方が好きなんですけど、3.5mmまでしかないんですね。で、バローベの3.2mmを箱で注文しました。12本入りです。速攻、翌日届きました!
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 これで、一安心です。


【バッテリーチェンソーの安全運用について】 
 さて、そのメイル以前にも安全管理が徹底している彼からのBCS510Tお試しのさいの感想文メイルで貰っています。怒っていますね〜!(^-^;
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    バッテリーチェーンソーは、農機センターから実演機のレンタルです(笑)
二時間程使用致しました。

先ず!安全性能に問題有りです(怒)

バッテリー式のトップハンドルチェーンソーで、エンジン式と同様のインターロックレバーを採用するのは非常に危険です!
BCS56Vと同様か、または類似の安全装置を付加すべきだと思いました。
すべての使用者が、その都度電源オフかチェーンブレーキをかけるとは到底思えません…確実なのは電源オフなのですが、よりハードルが高く(?)なってしまします。
これは非常に危険な道具になってしまいそうで心配です。
現状のロック解除の装置を変更し、更に五秒程度で自動電源オフの機構を付加すべきだと思います。

ですが、性能面では80点です。
ソーチェーンとバーをA4S仕様にしたならば、ほぼ満点の性能です!
現行品は、エンジンチェーンソー以上に用心しないと重大な事故が発生する可能性があります。

…否定的な意見ばかり述べましたが、とても良いチェーンソーです!   
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 バッテリーチェンソーは電源オンになっている時も音がしないので、うっかりとトリガーレバーを引いてしまうとチェーンが突然回るという自体になりますから危ないんですよね。
(追記:このBCS510Tですが、トリガーを引いてチェーンが回るまでのストロークが長いです。少し引いただけではチェーンが回らない様にして安全策にしているのでしょうか。)

 特に樹上作業で無理な体勢で行いつつチェンソーを腰のフックに吊るして手を離すことも多いので、その際の再使用の操作手順にワンクッションが必要だというわけです。

 通常、チェンソーは、ロックアウトレバー(インターロックレバー)が、ハンドルの根元上に在って掌で握ればトリガー(スロットルレバー)のロックが外れるという機構になっていますが、エコーの両手ハンドルのバッテリーチェンソーBCS56Vでは、このロックアウトレバーの位置を電源スイッチ横に移動してあり、このロックアウトレバーを親指で押しながらでないとチェーンが回らない仕組みになっています。

 また、スチールの最新のMSA161Tだと、ロックアウトボタンとしてエコーのBCS56Vと同じ位置に設置した上で、さらにインターロックレバーの位置にエルゴレバーというロックアウトボタンの位置を維持する機能を持たせています。

 スチールの初期のバッテリーチェンソーは使いにくかった記憶がありますし、安全機構が未熟で危ないと怒っていた皆さんがおられましたね。安田林業の社長もスチールの代理店さんなのでメーカーに改善要求を出されていました。

 で、ハスクのT535iXPもBCS510Tも、エンジンチェンソーと同じハンドルを握ればロックが外れ、そしてトリガーが引ける通常のロックアウトレバー方式なんですよね。
 それで堀江氏が怒っています・・・
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 が、わたし的には、BCS56Vの様な親指でロックアウトレバーを押すタイプだと親指スロットルが出来ないので可なり不便に感じます。使いやすい方法の安全機構を付加できないものでしょうか。

 BCS510Tの電源オン以降の機能についてもう一度確認してみましょう。
・電源オン時に約90秒間のソーチェーン操作がないと自動的に電源が切れます
・チェーンブレーキをロックすると、ランプが毎秒4回点滅します。そのまま解除しないと5分後に自動的に電源が切れます
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 それだけです。ちょっと怖いですね。

 ところが、電源オン時にトリガーをモーターが回らない程度のスイッチオン直前のところまで数回引くと、チェンブレーキを掛けた時と同様にランプが点滅して、その後はトリガーを引いてもモーターは回らなくなります。これは、スイッチの位置が悪いとか?設計ミス・・・

 まるきりチェンブレーキを掛けた時と同じ状態になるのですが、だからと言ってチェンブレーキを操作しても電源は復旧しません。
 復旧させるには電源ボタンを押して一旦電源をオフにしてから、再度押してオンにしないとソーチェーンを回すことができません。

 これって、安全装置? 不可解です。トリガーを一度だけモーターが回る少し前まで引いても同じ現象は起きないのですが複数回引くと、ランプが点滅して操作が出来なくなります。
 取扱説明書にはこの現象について書かれていないので、メーカー側のバグでしょうか。それとも秘密の機能?
 石見エコーさんには取り敢えず症状は伝えてあります。わたしのだけかも知れませんしね。

 さて、そういった事も含めてもBCS510Tはよく出来ていると思います。石見エコーさんの社長は、デザイナーを変えたのだろう、そうでないとここまで形が変わる事もないから、と仰っていました。
 もう一息安全運用方法に工夫して更にいい道具に仕上げて欲しいと思います。と書きつつもBCS510Tに満足している島根スタッフの高濱でした。

以上