さて、このご時世ですが皆さま如何お過ごしでしょうか。ODSKのお客様方はまさかテレワークでお仕事をしているという方は居られないと思いますが、ブログなどの記事へのアクセスは増えている様な気がします。

 あまり外へ出られない方々が情報収集されているのでしょうか。その様な方のために新し目のお話を載せてみます。とは言っても、まだ自分自身が現場で動かしたことがないので、お店で弄ってみた結果のご紹介のみということでご容赦願います。
(2020年5月31日追記:実際に稼働させてみたレポートは此方に記載しました)

 と申しますのも、自分がこのところバッテリーの道具類をバタバタと買ってしまい、もうちょっと待っていて比較してからの方が良かったかな、と反省している今日この頃だからです。
 なので、もしご存知無い方でこれからバッテリーチェンソーを買おうとしている方がおられたらと、エコーとハスクのバッテリーチェンソーについてメモっておきますね。
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【バッテリーツールの新機種が次々とリリースされているので・・・反省中】
 なぜ、記事を書こうと思ったかというと、このやまびこのエコーブランドで1月にリリースされたバッテリーチェンソーBCS510Tが軽くて良さそうだからです。お店に行って見つけてしまいました。

 じつはわたくしめ、このエコーのバッテリーチェンソーが今年になってリリースされたのを知らずに、先日ハスクのバッテリーポールソー(4m高枝チェンソー)530iPT5を買った際に、ついでに同じくハスクのトップハンドルチェンソーのT535iXPを買ってしまったからなんです。

 皆さんは、此のやまびこのトップハンドルタイプのバッテリーチェンソー、ご存知でした?
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 ハスクのT535iXPと比較すると大きさも小型で重さは断然軽いです。そして、電源を入れて回してみると、50Vバッテリーなので、スロットルを握った時の回転の立ち上がりがT535iXPと比べてみても全然速いですね。
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 今回、ちょっとお金が入る当てができると直ぐに道具を買ってしまうわたしの悪い癖がでました。だって、今セットで買うとバッテリーを一個追加してくれるって言うんですから。。。
 だから、ポールソーの530iPT5にもおまけのバッテリーが1個。チェンソーのT535iXPにおまけのバッテリーが1個付いてきたので、お陰様で全部で4個のBLi200バッテリーと2個の充電器持ちになりました〜。
 ハスクの営業の方が言うには、ハスクのバッテリーツールは全天候対応とのことだし・・・

 まあ、それは良いんですけれど、思い返すと今回のお題である軽いエコーのBCS510Tが出ることを知っていたら違う展開も有りだったかと反省している次第です。

 ちょうど、ハスクを買う前にマキタのバッテリー草刈機(刈り払い機)とバッテリーブロアを導入したのですが、手に振動が来ない此のバッテリー式の刈り払い機が結構良いんですよ。
 バッテリー式は音がとかメリットが幾つかありますが、刈り払い機の場合には特に振動が非常に少ないことが美点の一つでしょう。

 それで、昔から刈り払い機を作ってきているやまびこのエコーブランド50VのBSR56Vだったら、36Vのマキタ(低速からの回転の立ち上がりがリニアに上がらない)よりももっと良かったかなと。
 なぜなら、低回転でトルクが少ないバッテリーものはやっぱり50Vの方がレスポンス良いですからね。

 因みにこのエコーバッテリーチェンソーのBCS510Tと刈り払い機のBSR56Vのバッテリー(1P)は共通で使えます。

 もしかすると、わたくしめバッテリーブロアもバッテリー刈り払い機もバッテリーチェンソーも買うのを早まった〜???

 そしてその上、出来杉さんのブログを覗いたら、T535iXP後継機のT540iXPがすでにヨーロッパでは発表されているじゃないですか!!
 それも、チェーン速度が、T535iXPの20m/sから24m/sと圧倒的に高速になっています。さらにバッテリーも型番にXが付いてBLi200Xになりパワフルになっているんですよ。すでにご存知の方も多いと思います。
ハスクの動画
ハスクの動画2

 と言う訳で、わたしみたいに後になって、もうちょっと調べてから道具揃えをした方が良かったなどと反省されない様に、こんなものがありますよと言う紹介記事を書いているわけです。

【BCS510Tとハスクの現行機種T535iXPの概略比較】
 近いうちにハスクのT540iXPが出るでしょうから、このエコーのBCS510Tとのカッティングテストを何方かやっていただけると嬉しいですね。

 後述しますが、BCS510Tのカタログには25APタイプしか載っていませんが、BCS510Tの取り扱い説明書には1.1mmゲージのA4Sソーチェーン のタイプも記載されています。なので、同じ1.1mmのチェーンでハスク対エコーのテストをして頂ければ比較し易いかと。

 取り敢えず、私が持っているハスクのT535iXPとエコーのBCS510Tをざっと見てみましょう。
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 お店に有ったBCS510Tは、25APのチェーンが付いた10インチのノーズスプロケットバーのタイプでした。
 わたしのT535iXPは12インチバーです。あ、あとバンパースパイクがBCS510Tに付いていませんけれど、これはオプションの様です。
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 腹側はこんな感じです。
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 バッテリーが突き抜けています。
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 リチウムイオンバッテリーはエコーの1Pというタイプ。50V1.82Ah。定価で税込26,400円ですから、ハスクのBLi200バッテリーに近い金額です。
 重さはカタログスペックで1kg。ハスクのBLi200は計測してみたら1.326gでしたから、エコーのバッテリーはだいぶ軽いですね。

 形は、上画像の様にハスクの箱型と違って長細い形です。これは前述の様に1Pというタイプなので、厚みがある2Pタイプ(容量3.66Ah、税込36,300円)は、このBCS510Tには使えません。
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 エコーのBCS510Tと価格は、カタログに載っていたものからみると、セット価格にするとハスクよりもだいぶ安いですね。
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 でも、カタログややまびこのサイトのページには、A4Sソーチェーンのタイプが載っていないんですよね。今度販売店さんに聞いてみましょう。
 基本的に共立(新ダイワも)の現行機種のCS252Tには1/4ピッチ1.1mmゲージのA4Sと従来の1.3mmゲージの25APの両方がラインナップされていますから、そのままBCS510Tに使えるはずですものね。

 あと、良いなと思ったのは下画像の様にバーケースに大きな輪っかが付いていることです。
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 高所作業の際にケースを外して腰に下げておくのに便利です。共立の昔の国内向けエコーのチェンソーにはもっと小さいながらも小さい輪っかが付いていて紐が通せたりしました。
 わたしも其のケースを何本も持っていますが、結構便利です。

 他にも、カタログにある様にハーネスや安全帯に下げ易いように工夫されているフックが付いています。またハンドル下部にもロープやカラビナをかけ易い様(取り付けた時に移動しない様に)にガイドが付いています。
 この辺りについては、やまびこのオフィシャル動画や、長野の販売店さんの動画がありますのでご覧になってみてください。長野の販売店さんは、BCS510Tのセットを買うと予備バッテリーを1個プレゼントキャンペーンをやったみたいです。残念!


【さて、重量の客観的比較】
 BCS510Tを持った時に軽い!と感じた訳ですが、わたしの車からT535iXPを引っ張り出してきて持ち比べてみても持ち重り感が全然違います。

 この辺を数値的に比べてみましょう。自分的には、本来だったらチェーンオイルも入れてフル装備の状態で重量を測定して比較するのですが、BCS510Tはわたしのものではないので、違った方法で比較してみたいと思います。

 まずBCS510Tの本体重量がカタログには「2.7kg」、と記載されています。バッテリーは装着されていて、ガイドバーとソーチェーン を除いた重さです。
 やまびこの取り扱い説明書をダウンロードして確認しましたら、バッテリーとオイルをさらに除いて「1.6kg」とありました。
 そしてバッテリーは、「1kg」。オイルタンク容量は120ml。と言うことはオイルの重さも含めてカタログ値は2.7kgなのでしょう。

 因みにハスクのT535iXPの本体のみの重量は、「2.4kg」で、バッテリーが前述した様に「1.326kg」ですから、併せて「3.726kg」で、オイルタンク容量は200mlなので大体「0.16kg」。
 と言うことで、ガイドバーとソーチェーン を除いた重さT535iXPの本体重量は大凡「3.9kg」、と言うことになります。

 よって、バー&チェーンを装着しない状態で、の方が「1.2kg」近く軽いのですから、それは持っても分かるくらい歴然としていますよね。

 で、バー&チェーンの重量を計測してみました。BCS510Tのバー&チェーンはないので、自分が使っている共立のCS251T用の25APの10インチバーの重さです。
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 ちょっとわかりにくいですが、「0.426kg」です。

 と言うことは、本体の総重量と併せると、BCS510Tは「3.126kg」、となります。大凡ですけどね。これは、共立のCS251Tの重さとほぼ同じくらいではないでしょうか。

 下の画像は体重計でCS251Tの重量を計っているので誤差はありますが、「3.2kg」近辺を指しています。燃料、オイル満タンのフル装備重量です。
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 わたしは、チェンソーの重量は、自分が使っているバー&チェーンとオイル、燃料を満タンにしたフル装備の重量で、重さ比較をしています。
 因みに、ハスクのT535iXPは下記の様になりました。
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 5kg近いですね。
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 T535iXPのバー&チェーンの重さは、「0.51kg」ですから、先の「3.9kg」の本体総重量と併せると、ハスクのT535iXPのフル装備の重量が「4.41kg」くらいとなります。体重計だと「4.8kg」を示していますから、だいぶ誤差がありますね。
 そうすると、CS251Tはもっと軽いのでしょうか。

 と言うことで、
・エコーのBCS510Tの10インチバーのフル装備の重量は「約3.126kg」(推定)
・ハスクT535iXPのフル装備の重量が「4.41kg」


 因みにスチールの昔のトップハンドルチェンソーの020Tは下画像の様になります。此の場合、オイルはフルで燃料は半分位だったので、若干軽めの数値ということで。
 020Tは5kg弱を示していますが、両手ハンドルの020がフル装備でほぼ5kgなので、やはり若干多めの数値になっているかも知れません。
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 まあ、それでもこのスチールの初期のエンジントップハンドルチェンソーと現行のハスクのT535iXPバッテリーチェンソーは同じ様な重量ということです。

 そこから考えても、使っている人たちはエコーのBCS510Tバッテリーチェンソーの重さは大体想像できるでしょう。つまり軽いです。
 そして、エンジンチェンソーのCS251Tの良さは、ボリュウムが小さいので慣性重量による捻りのモーメントの影響が小さく手首への負荷が少ないことですね。

 下画像は、T535iXPの比較用ですが、左右に020TとCS251Tを並べています。T535iXPと020Tが同じ様な重さ。CS251Tは圧倒的に軽いという感じです。

 また、T535iXPは前後に長いので、右手で持った時に前後上下に振る時のモーメントの影響が、小さいCS251Tよりもありますから、トップハンドルチェンソーはより中心部に重量物がある方が良さそうです。
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 BCS510Tも小さいから軽さとともに期待できるのではないでしょうか。
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 これからリリースされるだろうハスクのT540iXPと共に楽しみです。此れらのトップハンドルチェンソーの場合には、樹上でのエンジン始動の負荷がなくなるだけでも体力的に嬉しいことです。
 音が小さいことも密なコミュニケーションを採るのためにも大事な要素。樹上伐採にバッテリーチェンソーはピッタリでしょう。

 ハスクでは両手ハンドルのT540i XPも海外では出ているし、エコーにも50Vの両手ハンドルのチェンソーもありますからね。
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 今後の道具揃えについて再考が必要かもしれません。取り敢えず、今回のお題のBCS510Tは軽いバッテリー式のトップハンドルチェンソーが必要な方には検討の余地があるかもしれませんね。

 自分のブログの方にはマキタのチェンソーはチェーン速度が書いていないので良くわからないけれど、伐っている感触ではチェーン速度が遅いし、作りが現場向きではないかもと書きましたが、このBCS510Tも同じ様にチェーン速度が公表されていません。
 なんで、日本のメーカはちゃんとチェーン速度を明記しないかな、と思います。
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 販売店さんからメーカに確認して貰える様にお願いはしてありますけれど、取り敢えず1.3mmゲージの25APを標準に設定していることと50Vのことから考えても、マキタの様にチェーン速度が遅いことはありえないでしょう。
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 また、バッテリーの持ちもハスクなどと同じくらいは期待できるのではないかと思っております。今日の時点では、ネット上に実際に運用したインプレッションがヒットしませんので、正確なところは分かりませんが、販売店さんによってはデモ用に貸し出しをしたところがあるそうですので調べてみては如何でしょう。

 以上、島根スタッフの高濱でした。