アウトドアショップKワーキング館ブログ

樹上伐採・支障木/危険木処理のための道具の紹介。 またツリーワーク講習会・ロープ高所作業特別教育のお知らせを行います

軽くパワフルになったやまびこの43cc『共立CS43RS・新ダイワE3043SP』チェンソーと軽量なオレゴンのスピードカットシステムとの組み合わせは、まさしく樹上伐採用かも・・・


【刷新された軽量ハイパワーの43ccチェンソーと、軽量でよく切れるオレゴンスピードカットシステムの組み合わせで軽量・低燃費のお仕事マシン構築は如何?】
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 チェンソーネタが続きますが、オレゴンの軽量カッティングシステムであるスピードカットバー&95TXLソーチェンーのセットと、クラス最軽量(本体重量4.3kg)のやまびこの43ccチェンソー、共立CS43RS・新ダイワE3043SPを組み合わせると、樹上伐採用のより軽量でパワフルなマシンに仕上げられる、というお話です。

 スピードカットの18インチバー装備で、燃料オイルをフルタンクにした装備重量で、なんと5.7kg! 持った人はその軽さにみんなビックリします。本体重量が4.3kgだから実現できる重さです。

 最近のやまびこは結構攻めていますね。前の記事に書いた50VのバッテリーチェンソーBCS510Tも3kgちょっとと軽い上に、50Vの力をもってトルクががあり、ちゃんと仕事に使える道具に仕立て上げられています。
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 ちょっと古い道具の話になりますが、同じクラスのハスクの名機である42ccの242XPが本体重量が4.7kg、その後継機の46cc(実質45cc)の346XPが4.8kgです。マグネシュームのクラッチカバーとか金属多用していて丈夫ですからね。此のやまびこの新型43ccは4.3kg。

 この本体の乾燥重量(オイル、燃料なし)が4.3kgと言うのは、10年くらい前に使っていたことがある、排気ガス規制前の日本の中型機の名機、40ccの新ダイワのE1039Sと同じ重さです。
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 当時、軽くて力があってよく仕事をするチェンソーでした。肩に担いで現場までの経路を登っていたのを覚えています。
 ですから、よりパワフルになった最新の43ccチェンソーが当時の40ccの重量に戻ったのですから結構感激です。

 後述しますが、やまびこの旧機種の42ccの共立CS42RSとハスクの242XPをオレゴンのスピードカット16インチで揃えた同条件でカッティングスピードを計測すると、高回転型の242XPよりも低中速のトルクが強い共立CS42RSの方がタイムが速いんですよね。

 そして、同じ18インチのスピードカットシステムを装着して、燃料とオイルをフルタンクにした装備重量を測ると、242XPが6.2kg位で、346XPが6.4kg位となります。最新のやまびこは同じ条件でも、5.7kg位ですね。如何に軽いか分かるでしょう。

 この346XPは346XPneになって50ccで本体重量が5.0kgになりました。その後継機は550XPで若干軽くなりましたけど550XPMrk2でガッツリ重くなって本体だけでも5.3kgあります。そしてハスクは燃料タンクが若干大きめです。

 その様な条件を考慮しつつカタログスペックに載っている本体重量だけでなく、実際に作業をするときの装備重量の問題と、刃の入りが良い薄い刃=軽いカッティングシステムを装着しての排気量ダウン=軽量化について考えてみましょう。

 まだ、直接比較ができていませんけれど、同じカッティングシステムを装着して比べても、共立CS43RSの方がハスクの346XP旧型46ccよりもカッティングスピードが高い可能性があります。
 もしそうであれば、今の50ccクラスのチェンソーには及ばなくても、大分近いくらいの仕事能力があることになりますからね。タイミングをみて比較してみましょう。
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 さて、この共立CS43RS・新ダイワE3043SPは、安定した性能で人気があった中型機の共立CS42RS・新ダイワE1042Sが昨年の秋にモデルチェンジされたもので、中身は全て刷新されています。

 新機種の大きなポイントは、『30%のパワーアップ』と『200gの軽量化』です。吸気系と掃気系が見直されて、新しい技術を導入して実現したパワーアップは、実際にハッキリと実感できるものとなっています。

 その30%アップの比較対象は、旧機種のCS42RS・新ダイワE1042Sの兄弟機ですが、此れらはハスクやスチールの様な色気や肉食系の頑丈さのオーラは無いものの、例を採れば、ちょっとお淑やかだけど細かいところに気が利いていて、放っておいてもご機嫌を損ねずに、縁の下からしっかりと生活を支えてくれる足腰のしっかりした昔の日本の女性(失礼!)の様な佳き母や妻みたいな雰囲気の機種でした。
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 上画像の一番手前の機体がそうです。この時は、スピードカットシステム(1.3mmゲージの95TXLチェーン)の13インチを装着してボサ刈りスペシャルにしていました。
 ところが、この42ccのCS42RS(新ダイワE1042S)は地味なくせして良い仕事をするんですよ。低中速のトルクが強いからなんでしょう。

 ハスクには、かつて名機といわれた242XPという42ccの機種がありまして、この242XPの極上の程度のものを持っています(他に42、242、242XPの部品取り&二個一用が8台位あります)が、ノーマルで15500rpm回る調子の良い242XPでも、比較するとCS42RSの方がカッティングタイムが良いんです。※両方とも16インチのスピードカットシステムを装着した上での速度比較です。

 多分、242XPは高圧縮型ショートストロークのエンジンなのだと思います。と言うのも真冬にエンジンを掛けようとしても、圧縮が凄くてスタータが動かない時がありますからね。60ccの560XPの方がまだ掛けやすい位です。

 242XPの様に上の回転は伸びませんが、CS42RSは隠れ節などに力負けしてエンジンが詰まることが少ないんですね。ところが、新型のCS43RSは、この旧型のCS42RSが負荷で負けてエンジンが詰まるところを平気で伐り進んで行きます。
カッティングスピード比較表3-1
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 軽トラの二台の奥3台がハスクで手前2台が共立です。昨年の夏なので、此の時にはまだCS43RSは手に入れていませんでした。と言うよりも発売になっていませんでした。

 此の時のテストに使った丸太は枯れ赤松であまり目が詰まっているものではありませんでしたが、同じ太さの部分が延々と長いので、チェンソーを取っ替え引っ替え3回(3日)もテストできました。
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 このテストの目的は、1.3mmゲージのスピードカットシステムを小さい排気量のチェンソーに装着して60ccのハスクの21BPXチェーンをつけた560XPにどの位迫れるかという無謀なものでした。(^-^; 個人的興味からですが。

 丸太の部分にも拠るのですが、時として42ccのCS42RSが560XPに迫るタイムを出す時が有ったのですよ。
 そして、CS500のタイムが意外と伸びないのは、前の記事に書いた石見エコーさん(元、やまびこ西日本のパイロットショップだったが現在は独立:やまびこ、ハスク、スチールなどの代理店)によると回転数で稼ぐタイプに造っていないからとのことで、負荷が高い木の時には差が大きく出るだろうとのことでした。下の表は機種間のタイム差の関連性が分かり易い様に整理したものです。
CS500と346XPの速度比較を追加
 機種間のハンデが出来るだけ出ない様に、シリンダ、ピストン、リングの状態が良い様に整備してあるものを使用していることと、また新品のメーカ出しの状態のソーチェーンを使ったり、使用品はしっかりと目立てをしてテストに臨む様にしました。

 ま、目立ての腕ということも心配ですが、一応老眼で目視が大変ながらジット・ネットワークサービスのランク4審査会の目立てテストの際には、あの厳しい石垣氏(伐木造材のチェンソーワークの著者)のチェックを受けて、100点満点中93点を取得していますから、そんなにムチャクチャな目立てにはなっていないと思います。

 その石垣氏もお気に入りのCS43RSとCS500ですが、何もクラス最軽量の部類です。そして、数値的にも実力があるCS42RSを刷新して、やまびこがリリースしたのがCS43RSという訳ですから、十分期待できるでしょう。
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 前回の記事に書いたバッテリーチェンソーのBCS510Tと並んでいるのが、CS43RSですが、黒の樹脂を使ったデザインは共通の雰囲気がありますね。
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 少しボディは大きくなりましたが重さは旧機種よりも本体重量で200g軽くなっています。ドイツのスチールも大型機が軽量化されていますが、これってすごいことではないでしょうか。

 今は車もそうですが、機能優先と言うよりもラグジュアリー化で様々な便利機能と居心地を重視して肥大化しています。エゴの肥大化(インフレーション)と言う言葉がありますけれど、正しく相似的に製品が人の心の在り方とリンクして肥大化しているのが現代でかもしれません。
 道具も車も軽いほど、本来の機能が発揮出来ますし、人の心も軽い方が自分も周りも幸せにする機能を発揮させるでしょう。

 200g軽量化したその上で、このCS43RSは、吸気系と掃気系を刷新して前機種のCS42RSよりも30%もパワーアップしている訳ですが、この辺りの詳しいことについては発売前の昨年夏に自分のブログに記事にしてありますのでご興味がある方はご笑覧ください。
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50VバッテリーチェンソーBCS510T---やまびこ(エコー)の実力は?


 前回、「軽量トップハンドル「50Vバッテリー」チェンソー---やまびこ(エコー)BCS510Tはどうだろうか?」、と言う記事を書きましたが、言い出しっぺの責任でちゃんと本機を手に入れて使ってみましたので、簡単ではありますが他の機種と一緒に動作確認をしてみた際のレポートを書いてみましょう。

 結果からして、このBCS510Tは、『バッテリータイプの軽い』トップハンドルチェンソーが欲しい方にはピッタリだと思います。前回の記事に書いた様に50Vバッテリーなので、トリガーを握った時の回転の立ち上がりがとにかく速いんですよね。伐採した木の枝払いの際にもピックアップが良いとストレスが少ないでしょう。
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 一緒に丸太スライスをしてみた共立のCS251T(現行CS252T)とほぼ同じ軽さでカッティングスピードも近いものがあります。テスト条件も掲載しましたので読んでみてください。


【責任とって買いました!(^-^)】
  もの言えば懐寂しです。未だ使ってもいないのに前回オススメ記事を立ち上げてしまい、自分自身で確認をしてから書くべきだったかな、と反省していました。
 と言っても原資がないし、コロナでこの先どうなるのか判りませんので、手持ちのハスクバーナ のT535iXPが売れたら買おうかなと、大勢の仲間にメイルと画像を投げたら広島のひろしま森づくり安全技術・技能推進協議会の仲間が間を取り持ってくれて買ってくれた人がおられたのです。感謝です! 気に掛けて下さってご協力をいただいた多くの方々にも感謝です!

 お陰様でBCS510Tを買えました。とか言っても、結局新し物好きで浮気したんじゃないの?なんて言わないでください。家庭生活は穏便にやっていますから、この位のことは良いでしょう、ってね。
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 ところで、このT535iXPは1時間も稼働させていないほぼ新品でした。ハスクバーナ のポールソー530iPT5を買った勢いで、バッテリーが共通だからバッテリーチェンソーも買っておこうと血迷って手に入れたものなので試しに少し使っただけだったのです。

 それ以前にT535iXPは何台も仲間のものを使った事があるので、使い勝手は知っていましたからね。2月に行なった公園の支障木伐採の際に、ポールソーを使った時についでに、この購入した此のT535iXPを使ってみただけでした。

 ところで、このハスクバーナ のポールソーは、さすが外人用と思わせるほどに重たいんですよ。4mに伸ばしたら支えるのにも苦労します。そこでツリークライミング用のランヤードシステムを肩掛けに応用したところ少し楽になりました。他にも枝にランヤードを回して使うなど、楽なポールソーの活用方法があると思います。

 T535iXPは、その程度の使用歴なので、ついでにバッテリーも未使用のものが3個付き、充電器は勿論でその他備品も保証書もありで格安で買ってもらいました〜。結構お得ではなかったかと思っています。此れです。
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 でも、そうするとBCS510Tの予備バッテリーを追加するためには持ち出しが必要でしたが、その位は仕方がないですよね。

 そして、晴れてエコーのBCS510Tがやってきました。別注で予備バッテリー1個とバンパースパイク、予備チェーンも販売店さんに頼みました。

 わたしの行きつけのお店は、ハスクバーナ 、スチールの代理店でもありますが、やまびこがメインの元は西日本やまびこ株式会社資本のパイロットショップだった島根西部のの石見エコーさんです。ハスクのT535iXPも石見エコーさんで買ったものです。

 今は独立しましたが、社長は一級整備士であるとともに、やまびこの新型開発にも口を出せる西日本やまびこの役付だった人です。
 お店には若い整備士の人が居て近隣3市町の農家や林業事業体のところへ整備に飛び回っていますし、5年前には新しく人が入って整備や営業を担当していますから、社長を含めて3名が整備対応してくれます。
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 彼ら若い人たちは、近くで林業機械展があるとやまびこのブースで接客対応をしていたりしました。写真は京都での林業機械展の時のものです。
 そんなお店ですので結構面白い話が聞けたりしますが、やまびこがエコーブランドでバッテリーツールを色々リリース出来ているのも、共立と新ダイワが一緒になったからとのこと。
 新ダイワはそもそも発電機などモーター関係から始まった会社で昔からの実績があるから50V用の強力なモーターも開発できたとか。

 エコーのバッテリーツールはポッと出の柔な新顔じゃなかったんですね。次は50Vバッテリーのエコーの刈り払い機を狙っています。

 現在マキタの36V刈り払い機を使っていて思うのですが、バッテリーのものは音が静かなのはもちろんですが、振動がなくてホント楽です。ただ、36Vだとトルクが無いのでぶん回していないとだめで、トリガーをちょんちょんと引いても必要なピックアップが得られないんですよね。

 50VのBCS510Tは、36VのハスクのT535iXPよりもピックアップが全然速いと前の記事に書きましたが、トリガーを煽るとバーのノーズがクンッと持ち上がります。反応良しです。

 やまびこって、わたしから見るとホント営業が下手だなという感想です。良い道具を出しているんですけどアピールの仕方が足りないというか殿様商売しているというかです。直接的な一般ユーザへの情報発信量が少ないですよね。

 この50VバッテリーのBCS510Tの件で改めて思いました。マキタはバッテリーの使い回しができるので便利な使用方法がありますが、農林機械は電圧が高い50Vでないと現場のプロには無理でしょう。

 実は、このBCS510Tは、メーカー主催の新製品説明会の時に代理店さん向けにお土産で格安で出してくれたものだそうで、今回のみお安く売って頂けました。
 行きつけのお店で、置いてあるのを気が付いたから、今回の運びになったのに、他からは情報が拾えてなかったですからね。
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 で、お安くして貰ったのにも関わらず、さらにワガママを言って、バーとチェーンを標準の25APから、共立のCS252T用のA4Sチェーンと10インチバーに入れ替えて納入して貰いました。

 前回の記事に、「カタログには25APタイプしか載っていませんが、BCS510Tの取り扱い説明書には1.1mmゲージのA4Sソーチェーンのタイプも記載されています。」、と書きましたが、石見エコーさんからメーカに確認をして貰うと、メーカの方ではA4Sチェーン装備で販売する予定はないらしいです。
 確かこのエコーのバッテリーツールはやまびこの海外展開のエコーの企画で最初に海外用に作ったものなので、海外の要求に合わせて作ってあるとか言っておられた気がしますが、BCS510Tは50Vバッテリーで回転の立ち上がりが速いためにA4Sチェーンでは強度的に保証しきれないから、の様なこともあったみたいです。

 その様なわけで、A4Sチェーンに変更するには販売店さんにお願いをするか、あとは自分でCS252T用のバーとチェーンに交換する必要があります。

 それ以外の手は、ネットブラウズしていて見つけたのは有名な北九チェンソーさんのサイトで販売しているオリジナルの組み合わせですね。これ良いですね、サムライバーとの組み合わせ。価格も安いし。

 このページからリンクされている「1/4ピッチ 1.1mmゲージ ソーチェン考察」もチェックされておくと無駄な出費が少なくできると思います。
 一番、参考になるのは此方のページにリンクがある動画です。また、ページにはバッテリーの保ちについても書かれていて参考になるでしょう。BCS510Tに興味がある方は、此方のページは必見です。
 私も、懐に余裕が出たらBCS510T用にサムライバーとスチールのチェーンを買わせて頂こうと思っています。

 それから、前の記事に書きましたチェーン速度を確認してみるというお話で、石見エコーさんにメーカへ聞いて貰える様に頼んでおいたら速攻返事が来ていました。
BCS510Tのチェーン速度は、17m/秒マキシマム
だそうです。


 ハスクのT535iXPのチェーン速度は、20m/秒maxですから若干遅いです。そして次に国内でも出る予定のT540iXPチェーン速度は、24m/秒maxみたいですから、大分見劣りしますよね。
 でも50Vバッテリーと36Vバッテリーの違いも知りたいので、何方か
BCS510TとT540iXPの対決テストをやってみて頂けませんでしょうか。

 と言う事で、
BCS510Tを実際に動かしてテストしてみましょう。


【カッティングスピード比較】
 と申しましても、
ハスクのT535iXPは譲ってしまって手元にございません。両者対決は不可。
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 残念! とは申しましても、自分的には此の2台って同じクラスという認識はないんですよね。だって、重さが全然違うんですから。
 前の記事で推測した数字だと1.2kg以上の重量差がありそうでした。フル装備で3〜4kgクラスの小型トップハンドルチェンソーの重量の違いが1.2kgも違ったら同じカテゴリーじゃないでしょ。

 という事で比較対象は、小型で軽くパワフルで評判が良い共立のCS251Tです。現行機種はCS252Tですが、わたしが持っているのは旧い方なので、これでご勘弁ください。
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 バーは同じ10インチですが、チェーンは25APです。結論を先に書いておきましょう。この2台の重量はほぼ同等。カッティングスピードもほぼ同じくらいでした!
 チェーン速度が17m/秒でも結構切れるんだと納得しました。

 1.1mmゲージの幅の狭いA4Sチェーンと、1.3mmゲージの25APチェーンなので平等なモーターとエンジンのパワー勝負ではありませんけれど、道具としては同じカテゴリーになるので比較対象にはピッタリだと思います。

 というよりも、CS251T&CS252Tは、使っている人が多いのでBCS510Tを評価するには判りやすい対象ではないかと思いますが如何でしょう?続きを読む

軽量トップハンドル「50Vバッテリー」チェンソー---やまびこ(エコー)BCS510Tはどうだろうか?


 さて、このご時世ですが皆さま如何お過ごしでしょうか。ODSKのお客様方はまさかテレワークでお仕事をしているという方は居られないと思いますが、ブログなどの記事へのアクセスは増えている様な気がします。

 あまり外へ出られない方々が情報収集されているのでしょうか。その様な方のために新し目のお話を載せてみます。とは言っても、まだ自分自身が現場で動かしたことがないので、お店で弄ってみた結果のご紹介のみということでご容赦願います。
(2020年5月31日追記:実際に稼働させてみたレポートは此方に記載しました)

 と申しますのも、自分がこのところバッテリーの道具類をバタバタと買ってしまい、もうちょっと待っていて比較してからの方が良かったかな、と反省している今日この頃だからです。
 なので、もしご存知無い方でこれからバッテリーチェンソーを買おうとしている方がおられたらと、エコーとハスクのバッテリーチェンソーについてメモっておきますね。
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【バッテリーツールの新機種が次々とリリースされているので・・・反省中】
 なぜ、記事を書こうと思ったかというと、このやまびこのエコーブランドで1月にリリースされたバッテリーチェンソーBCS510Tが軽くて良さそうだからです。お店に行って見つけてしまいました。

 じつはわたくしめ、このエコーのバッテリーチェンソーが今年になってリリースされたのを知らずに、先日ハスクのバッテリーポールソー(4m高枝チェンソー)530iPT5を買った際に、ついでに同じくハスクのトップハンドルチェンソーのT535iXPを買ってしまったからなんです。

 皆さんは、此のやまびこのトップハンドルタイプのバッテリーチェンソー、ご存知でした?
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 ハスクのT535iXPと比較すると大きさも小型で重さは断然軽いです。そして、電源を入れて回してみると、50Vバッテリーなので、スロットルを握った時の回転の立ち上がりがT535iXPと比べてみても全然速いですね。
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 今回、ちょっとお金が入る当てができると直ぐに道具を買ってしまうわたしの悪い癖がでました。だって、今セットで買うとバッテリーを一個追加してくれるって言うんですから。。。
 だから、ポールソーの530iPT5にもおまけのバッテリーが1個。チェンソーのT535iXPにおまけのバッテリーが1個付いてきたので、お陰様で全部で4個のBLi200バッテリーと2個の充電器持ちになりました〜。
 ハスクの営業の方が言うには、ハスクのバッテリーツールは全天候対応とのことだし・・・

 まあ、それは良いんですけれど、思い返すと今回のお題である軽いエコーのBCS510Tが出ることを知っていたら違う展開も有りだったかと反省している次第です。

 ちょうど、ハスクを買う前にマキタのバッテリー草刈機(刈り払い機)とバッテリーブロアを導入したのですが、手に振動が来ない此のバッテリー式の刈り払い機が結構良いんですよ。
 バッテリー式は音がとかメリットが幾つかありますが、刈り払い機の場合には特に振動が非常に少ないことが美点の一つでしょう。

 それで、昔から刈り払い機を作ってきているやまびこのエコーブランド50VのBSR56Vだったら、36Vのマキタ(低速からの回転の立ち上がりがリニアに上がらない)よりももっと良かったかなと。
 なぜなら、低回転でトルクが少ないバッテリーものはやっぱり50Vの方がレスポンス良いですからね。

 因みにこのエコーバッテリーチェンソーのBCS510Tと刈り払い機のBSR56Vのバッテリー(1P)は共通で使えます。

 もしかすると、わたくしめバッテリーブロアもバッテリー刈り払い機もバッテリーチェンソーも買うのを早まった〜???

 そしてその上、出来杉さんのブログを覗いたら、T535iXP後継機のT540iXPがすでにヨーロッパでは発表されているじゃないですか!!
 それも、チェーン速度が、T535iXPの20m/sから24m/sと圧倒的に高速になっています。さらにバッテリーも型番にXが付いてBLi200Xになりパワフルになっているんですよ。すでにご存知の方も多いと思います。
ハスクの動画
ハスクの動画2

 と言う訳で、わたしみたいに後になって、もうちょっと調べてから道具揃えをした方が良かったなどと反省されない様に、こんなものがありますよと言う紹介記事を書いているわけです。

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市民向け広葉樹伐採ワークショップ:高強度繊維ロープとワイヤーロープのコラボ


 島根スタッフの高濱です。農繁期が終わり寒くなり一般市民向けの搬出・集材・ロープワーク講習の時節となりました。って、田舎っぽいですよね。

 と言うのも、春からの農繁期には皆さん忙しくて時間が取れません。田舎ではサラリーマンの人たちだって、家に田畑がある人が多いので田植えが終わるまでは殆ど暇なしです(江戸時代、城勤めの家臣、お侍たちも自宅では畑をやったりして自給率が高かったそうですね。基本、食料を他国や他人に頼るのは自立した意識に欠けるのではないかと)。それに自治会のイベントや様々な共同作業があります。
 で、田植えが終わって梅雨に入り、そして夏は暑くて身体に障るので、講習会なんて受ける方もやる方も誰もやりたくありません。

 なので、秋からと言いたいのですが、秋は秋でお祭りから地域イベント、子供達の行事が軒並み有って、この時期に講習会を設定すると市民さんから文句を言われます。と言うことで、わたくしめ夏は超貧乏です。(^-^;;

 さて、その様な訳で此れから春までが一般市民さん向けの講習会シーズン。その講習会ですが、うちの協議会のスタッフには優秀な人が多いので、大橋先生のメソッドによる山に優しい壊れない路づくり講習から危険木・支障木処理などの伐採講習、重機を使わないで行う搬出・集材・トラックへの積み込みなどのバラエティに富んだ自給・自立的な農山村暮らしの基本的なベース確保のための講習を行なってきていますが、今期は広葉樹の伐採についてのものが多そうです。
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 ところで当協議会では、みな一般市民さんたちが、自分たちで森林資源活用を通して山の保全に取り組もうと思える様な、敷居の低いローコスト(とは言っても道具がある程度揃っていないと危ないのが山の現場)でより安全で楽な方法を提案しています。

 そして、市民の皆さんで重機や小型林内作業車を持っている人は僅かですから、ローコストで使える可搬型で小さいエンジンウィンチが一台あれば多用途に使えます。
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 農山村では獲ったイノシシを運ぶのにも、雪で脱輪した車両をレスキューするのにも活躍するのが、そのPCウィンチ(ポータブルキャプスタンウィンチ)です。
 山の伐採や集材の仕事でもこのPCウィンチを使用するのが、一番汎用性が高いですし、また重機が有っても(例えばスインヤーダが有っても材の横取りなどに)、届かないところに活用できるので、ステップアップしても無駄はありません。

 また、このロープ系を多用した掛かり木処理や、搬出システムは、設置も撤収もワイヤーと比較にならないくらいに楽ですし、また怪我も少なくて済みます。

 ただ、ロープはワイヤーに比べて損傷しやすいのは確かですから、ロープが擦れそうな土手の肩とか、混み入った林の中ではロープの延長線上にワイヤーを繋げて使う場合もあります。それに、ワイヤーロープは一般市民さんでも(農家や林家)持っている場合が多いですからね。
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 その様なことからも、小規模な山仕事ではロープ系とワイヤー系のコラボで、伐採や搬出のシステムが作れます。
 上の画像、こちらはワイヤーで軽架線を張ってPCウィンチで引き降ろす下げ荷ですが、樹上伐採で活躍しているポータラップを使ってロープで材が走らない様に制御できます。写真は4年くらい前だったか、島根県雲南市市民グループの方達の講習現場での風景です。
 皆さん、城趾の森を綺麗にしようと作業してたのですが、当然お城の跡は急峻な場所なので山の中から材を運び出すのは大変だったのです。


【里山の広葉樹率が高い島根県】
 自分が関東に住んでいた頃は、山の奥に行けば広葉樹林はありましたけれど、町や里に近いところは針葉樹の人工林の林地が多かったですし、その中で広葉樹を伐る機会は昔八王子の山奥で炭焼きの杉浦銀次先生の窯用のものを用意する時にやったことと、あとは9年前に横浜市の水源林保全を行う事業体に少しばかりいた時くらいでした。
 とは、言ってもツル絡みから枝絡みの危ない木ばかり伐っていましたね。下の画像はその中の一つですが、まだましな現場かもしれません。
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 そうは言っても、行政の事業としてやるものなので我々業者は掛かり木になるような難しい木にはノータッチです。ですから事前に現場前にマーキングする際にも細い木で本数を稼ぐ様にするために、わたしが難しそうな木にテープを巻いても、他の木に移されてしまいました。

 だから、萌芽更新もしそうもない大径木ばかりが残っている植生が崩壊に向かいそうな山になってしまいましたね。
 上の画像はその時のもので、神奈川北部の津久井湖近くの里山です。こういった里山は都市の中や周りにもありますけれど、持ち主さんや規制の関係で一般の人が伐採に入る機会はあまりないかもしれません。

 ところが、島根県や広島県など標高の低い近隣の中国山地は、山の上の方まで里山みたいなものですし、森林率が90数%とかいう場所ばかりで、その内の広葉樹率が70%以上というところが多いのです。
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SRT講習会を開催しました

 10月19.20日の二日間でポールさんによるSRT講習会を開催しました。
台風の爪痕が各地に残る中、全国から8名の方が参加してくれました。

初日は朝から雨が降っていたのでODSK研修センターで座学からのスタートとなりました。実際に木に登る前にアンカーの使い方などを木の模型?を使って説明。
アンカーを取る場所によってどの方向に力が働くか?など力学を中心に話をしました。ホワイトボードに書くよりも模型を使った方が解りやすいし眠くなりにくい。

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午後すこしの間雨が上がったので、スローラインとスローイングバスケット(ロープを束にして投げる)の練習をしました。スローラインは最初のロープのセットに、スローイングバスケットは樹上でのロープの掛け替えに必要な技術です。スローラインだけでも講習会ができるほど奥が深い技術ですが、今回は短い時間で投げ方のコツを教えてもらい投げ方も様になってきた所で1日目は終了です。

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2日目は朝から晴れ、絶好の講習会日和。
先ずはトランクアンカー(ボトム)に必要なノットの結び方の練習と注意点を説明した後に、ボトムアンカーの作り方を数例説明。自分たちの持っている道具やスタイルに合わせ選んでいただきます。
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一息ついたら実際に登ってみます。全くの初心者でただ登りたい人、アンカーの掛け替えをしたい人、木から木へ移動したい人、リムウォーク、ポジショニングしたい人など参加者のレベルも様々なので個々に課題を決めその課題をクリアー出来るようにポールさんがアドバイスをしていきます。
皆さん黙々と課題に取り組んでいました。
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※ODSKの講習会は様々道具を実際に使って試せるので自分に合った道具を選ぶ事ができます。(アキンボなどのクライミングデバイスだけでなく、ロープとクライミングデバイスの相性チェックもできますよ

今回の講習会では参加者にも協力して頂きエレファントウィンチを使った枯れ枝処理の実演も行いました。
枝先にまで出て作業するの事を今回の講習会の課題にしていた参加者もいたので丁度いいデモンストレーションになったのではないかと思います。

心配していた天気も持ち直し怪我もなく、充実した2日間となりました。










ポータブルウィンチ(ロープ系)とチルホール(ワイヤー系)の牽引機材重量比較


 牽引のための道具、“ポータブルウィンチ” エンジン系ロープウィンチと、“チルホール” 人力系ワイヤーロープウィンチの必要機材の重量を比較してみよう(1.6t引きと700kg引きの二種について)
P1120581 (1)IMG_5854のコピー (1) 使用目的は、「起こし木などの牽引伐倒、振り子伐倒や掛かり木処理など」の場合。
 難しい伐倒の場合には、両方を併用する場合が多いが、特にヘビーな掛かり木処理に特化して言えば、軽い、PCW3000が圧倒的に機動的かつ機能的かと。
 ライトな掛かり木処理には、小型プーリーを使ったZリグでの3倍力をロープとプラロックなどハンドウィンチで処理するのが楽。そんな機材の重量を比較してみよう。

 当ショップ取り扱いのエンジンウィンチ、ポータブルウィンチ社のPCW5000PCW3000の重さについては、それぞれの商品ページにスペックが載っているので、ユーザを含めて重量を把握している人は多いだろう。

 が、牽引ロープは概念的に軽いのは分かっているけれど、個体差の重量差は別としても、何メートルでどのくらいの重さがあるのか長尺の場合、大体の総重量は知らないかもしれない。

 そしてチルホール。ネットを調べれば出てくるかもしれないけれど、本体重量とワイヤーの重量については考えたこともなかった。持って歩くけど、重たいな〜位の認識だった(自分)。

 私の場合、仲間に支障木伐採のサポートを頼まれると、此れらの機材を複数全部車に積んで出かけることがあって、その帰りの夜には何時もライトが空を向いて走っているので気になっていたのが機材の重量だった。

 そこで、ちょうど広葉樹や支障木の伐採のための講習を行うための道具類を車から倉庫に戻すに当たって、ついでに其々の重量を測ってみた。ご参考になれば幸甚。樹上伐採の道具を活用して楽で安全な地上伐採の方法を伝える島根スタッフ:高濱


【PCウィンチとチルホールの使い分け、運用方法例】
 同じ牽引用の道具だが、やはり使い方によってメリット・デメリットがある。まず運用方法について自分たちが行なっている作業内容について少し整理してみたい。既ユーザの皆さんはどの様に活用されているでしょうか。

1)集材、移動:材の移動距離が長くなると、どう考えてもPCウィンチに軍配が上がる。チルホールを使って人力でやっていたら辛い。時間が掛かる。まあ、短距離以外やる人はいないと思う。IMG_2288 (1)


















・PCウィンチのPCW5000でも3000でも、木の太さにもよるが、枝払いをした全幹集材が可能。
 あとは、斜度にもよるし、高いところにアンカーが採れるか(ロープかワイヤーで簡易架線を張るか)、また倍力をどの位かけるかによって集材できる太さ、木のボリュームが変わるだけ。
 移動距離はロープの長さと倍力の掛け方による。倍力を掛けずに直に引くだけだったら、ロープが100mならロープの長さ分に近い距離を集材できる。

2)伐採時の牽引伐倒・掛かり木処理:何れにしても樹上のどの程度の高さに牽引点を採れるかの技術による。地上からアクセスするにしても、スローライン、スローイングノット、5m伸縮ポール、10mケーブルキャッチャーなどを使えば、混み入った枝の間にも、スローライン、もしくはロープを掛けることができる。
 そして、ロープさえ樹上に回せれば、必要な場合には次にワイヤーも回せるので、先ずはどの位の高さまで牽引点を高く上げられるかどうかの方が大事だろう。上げれば上げるだけ、牽引力が少なくて済む。が、折れない程度に・・・

 そうそう、自分の方のブログには幾つか書いてあるけれど、枯れ木の処理も同様にロープを掛けてPCウィンチで揺すって折れるところから落としてしまったり、下に入ると危ない枯れ枝も同様に落としてしまうことにも使える。勿論、ロープの先端は手の届く範囲の立木に結ぶこと。ランニングボーラインではいけません。要するに行って来いするわけ。
IMG_8504のコピー (1)IMG_1877のコピー (1)


















 上右画像は、ヒノキの樹上9m位の枝が混み入ったところに10mmシリウス500(破断強度2.8t)の60mロープを回したところ。

 左上画像は、牽引伐倒用のロープ1本と、電線側に倒れない様に振り子伐倒をするための12mmのガイド用リギングロープを一本、それから同じく1.6tチルからの延長ワイヤーを一本回しているところ。この場合、チルホールからのワイヤーは、ガイド用ロープが弱かった場合のための万が一の保険の意味。
 木自体が電線側に大きくは傾いていないので、振り子伐倒用のロープ一本でも大丈夫だとは考えたけれども、場所が電線や光ケーブルが通っている真横だったために慎重を期した。

 どれも木に登らずに前述の方法と道具で樹上高くに牽引点を採っている。そして、左側の作業の場合には、絶対に電線側に倒れない様にツルを分厚く作っておき、PCウィンチで引き倒しているのだが、これをチルホールでやると多分、厚いツルが頑張るので人間は途中で泣きが入るだろう。
DSC00317のコピー (1)

















 つまり、今まではチル2台とか3台で行なっていた起こし木の牽引伐倒も、メインをPCウィンチにすると体力も時間も節約できるということに。

 実際の話、倍力を掛けると牽引スピードは遅くなるのだが、チルホールを人力で一生懸命漕いでいるよりもエンジンで回るドラムを使って牽引した方が楽。自分たちの場合には、直引きの次のステップは3倍力。3倍力が厳しそうならば、いきなり9倍力となる。牽引方向とシステムの設置のし易さでは、その様なフォーメーションが妥当かと。
滑車の原理-倍力3〜9倍力

(上記のシステム画像では、安全のためのリダイレクト「作業者の安全な位置を確保する方向転換」は、説明図面上、入っておりませんので、現場では牽引方向を安全な方向に変えてください)

 また、この様に樹上の高いところにロープを回すことができるれば、針葉樹ならロープの3倍力(Zリグ)を使って人力牽引か、またはハンドウィンチのプラロックで引けば牽引伐倒はできる。

 そして伐倒の過程でもし掛かり木になっても、すでに高いところにロープが回っているので、アンカーの位置を変更して、外れやすい方向に牽引すれば、そのまま大抵の掛かり木は外せる。

 要するに、高い位置に牽引点を作る道具と技術があれば、よほどの偏芯木でなければ、ハンディなプラロックのセットで仕事が済んでしまう。あとは、急斜面であれば木が飛んでいかない様にしてプラロックに衝撃が来ない様にする手立てが必要な場合があるだろう。

 もし、もっと頑固な木が相手の場合には、700kgの牽引力を持ったPCW3000を使って牽引すれば良い。さらに手強い木ならば、倍力、三倍力を設定すれば良いので、軽くて持ち運びやすく、そしてロープの片付けが楽なこの機動的なセットがあれば体力と安全を確保することになるだろう。
RIMG0126のコピー (1)

















 その場合、我々のやり方だと、ワイヤー系のチルホールは保険用か、もしくは振り子伐倒する場合のガイドラインのテンションを掛けるために使うことになる。
 上の画像の場合には、チルホールから延長しているワイヤーは、万が一牽引ロープが切れた場合の保険用として設置。PCウィンチを動力源に三倍力で牽引して起こし木伐倒をしている。

 この様に、PCウィンチやプラロックなどハンドウィンチが登場して、出番の少なくなったチルホールだが、それでもチルホールの良いところ、無ければ困ることもあるので、記事の最後の項で総括してみようと思う。


【1.6t引きチルホール:40m長(20m+20m)牽引システムの重量】
IMG_5449 (1)


















 まず、1.6t引きチルホールから。
 重て〜!!! 重たいとは思っていたけど、こんな重量だったんだ・・・
IMG_5450 (1)















 本体とレバーを合わせて、19.5kg・・・ 道理で運びにくいと思った。
 そして20m牽引ワイヤーは・・・
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ポータブルウィンチ「PCW3000 & PCW5000」のメンテナンス


  カナダ、ポータブルウィンチ社のPCW3000とPCW5000は、女性でも重量材の集材を可能にするハンディなエンジンウィンチ(俗称PCウィンチ:ポータブルキャプスタンウィンチ)だ。おっと、記載者は島根スタッフの縄文之森協議会の高濱。PCW5000は7年半くらい前に導入、PCW3000は4年以上前に導入して使用している。

 当協議会では、仲間に頼まれた支障木処理やODSK島根ツリーワーク講習の時に使う以外では、主に一般市民のための集材・搬出講習とロープワーク&掛かり木処理講習で活用している。
IMG_4852のコピー (1)
















 個人的には、上画像の様に、山でチェンソー製材を行う場合に、太くて長い材を枕の上に載せたり、移動したりするのに重宝している。画像の杉は、多分1.5t近いもの。バックホウがなくても重量物を動かすことができる。

 因みに、PCウィンチは、林業用という訳ではなく、カナダでは大型獣の狩猟や大型ボートの引き上げ、車両のレスキューなどにも使われている。
IMG_5847 (1)

















 写真上はPCW3000、下の写真はPCW5000。上画像は、島根県林研で行なった講習のもの。下の画像は、熊本の天草林研主催の講習会のもの。

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